コミュニケーションのオンライン化に伴う悩みとチャンス
空前のオンラインブーム到来
コロナコロナ、外出自粛、3密を避ける。
この状態に入ってはや1か月が経ちました。
いつ収束するのか。
いつになったら自由に外に出て、
マスクなしで何も気にせず人と逢えるようになるのか。
当分の間は今の状態が続くでしょうし、
規制が緩和されたとしても、
何も気にせず逢える状態になるまでは、
おそらく1、2年かかるでしょう。
そうなると、各事業、困ります。
店舗営業、対面施術、対面セミナー、セッション、コンサル、カウンセリング、
さまざまな業種が、お客さまと直接会えない今、新しいカタチに移行することが求められている。
もちろん、私もその中のひとりです。
ボイトレ、ワークショップ、コースなんて、開催できるわけがない。
結果、
店舗営業は、通販かテイクアウト、
ナレッジワークは、オンラインへと次々と移行しています。
お客さんからしても、
店に買いに行くよりは、通販で運んでもらったほうが安全。
セミナー受けたくても、学びたくても、
現地に行くことはできない。
AI、AIと言われていた中で、
急遽、提供側も、受ける側もごっそりと、そう、本当に、ごっそりと一気に、意識と行動が変わらざるを得ない状態になっています。
オンライン講座・YouTube配信の需要供給
というわけでやってきました、オンライン講座ブーム。
5Gの時代がスタートし始め、まだまだYouTube全盛期もこれからでしょう。
オンラインツールとしては、
ZOOMを始め、さまざまなプラットフォームが改良されていき、
次から次へと動画が配信される時代。
特にセミナー講師、カウンセラー、といった形のないものをサービス提供する方々は、今後、必須と言っても過言ではありません。
オンライン講座、オンラインセッション、
オンライン飲み会、オンライン交流会、
オンラインミーティング、オンライン打ち合わせ、
オンラインカラオケ、オンラインお見合い、、、
さまざまなことがオンラインで行われるようになります。
営業・接客・販売でのオンライン化
営業・接客・販売でもオンラインが進むでしょう。
例えば電化製品など、今までは店頭での接客、商品説明をしていた通常の店舗営業をされていた業種でさえ、今後は、オンラインでの営業・接客、商品説明が求められるようになります。
購入相談の予約を受け、お客さまとオンラインで繋がる。
お客さまのニーズをいち早く受け取り、オンライン上で商品を紹介していく。
これまでは冊子のカタログやタブレットを見せて説明していた作業が、
ネット上の写真やスペックを表示し、違いを説明していくことになります。
飲食店はテイクアウト・通販はもちろんのこと、
お料理教室や通販後のオンライン飲み会など、
新しい形態も提供されていくことでしょう。
逢えないなら、オンラインで。
このように、さまざまな業種・業界において、
オンラインを使ったコミュニケーションが必須になっていきます。
サービス提供側のオンラインコミュニケーションの悩み
オンラインコミュニケーションが始まると、
リアルではさほど気にならなかった悩みやコンプレックスが、表面化、意識化されていきます。
これはサービスを提供する側、受ける側、それぞれにあります。
今回は、サービスを提供する側の方のお話をしていきます。
悩み①コミュニケーションが苦手
そもそもコミュニケーションが苦手、という方は多いです。
そう思っている方が、多い。
リアルな対面だと、苦手だ苦手だと思いながらも、
なんとか話ができたり、
和んだりすることができていたものが、
オンラインだと、
お互いに緊張していることも相まって、
なかなか砕けるまでに時間がかかってしまいます。
オンラインは、リアルな対面と違って、
相手を、窓を通して見ることになる。
窓を通して見るということは、
無意識に、一旦、距離を取ってみている方も多いでしょう。
特に複数人でのオンラインの場合は、
主体的、自主的にやる気と前向きさをもってその場に臨んでいないひとは、一瞬にして自分の世界に戻ってくることができます。
提供側は、
そんなプラットフォームで話をすることになりますし、
そもそも自分がコミュニケーションが苦手だと思っていたら、それが余計に強く感じられて、ストレスに繋がってしまう。
もちろん、人によっては、
直接だと話せないけれど、オンラインなら話せる、という方もいらっしゃるでしょうが、お互いに顔出しで対話をする場合は、リアルに近い悩みがより濃くなっていく可能性があります。
悩み②声が小さい、通らない
声が小さい、通らない、こもっている・・・
普段から気になっている方もいらっしゃるでしょうが、リアルな対面だと、耳を寄せることもできました。
ですが、
オンラインだと聞き返すことしかできない。
マイクの音量が最大の場合は、
とにかく、声を出して伝えるしかなく、
声が小さい、通らない、こもっている、
こんな悩みを持っているひとは、
マイクが音をなかなか拾ってくれなくて苦労されている方も多いようです。
声にエネルギーが乗らない。
声に勢いが乗らない。
声に想いが乗らない。
声が小さい、通らない。
より一層強くその事実を突きつけられてしまいます。
声の方向性、集約性、意識、気持ち、エネルギーでマイクは声を拾うかどうか決めています。
あなたの声は、相手に届く声ですか?
声が小さい、通らないと、気にしている方、もう悩まなくていい道があります。
ほんの少しのことでも、声はどんどん変わっていきます。
悩み③喋り下手、引き込むように話せない
話し下手。
滔々(とうとう)と話せない。
たどたどしく話してしまう。
ぼそぼそ喋ってしまう。
自分の声や話し方が普段よりいっそう気になっていくのがオンラインの世界。
オンラインでのやり取りとなると、自分の話す姿が自分で見えることになります。
YouTube動画はなおのこと、自分で見返さなくてはいけない。
え、私こんな喋り方してるの?と、
聴き続けられないほどの喋り方だった、なんて方もいると思います。
むしろ、自分の声、自分の話し方、大好きです!
という方のほうがきっと世の中には少ない。
また、リアルだと、店内音楽や、さまざまな空間、人、モノが助けてくれた(ごまかしてくれた)ことも、オンラインだと、何の邪魔も入らず、ただただ、会話が進むのみ。
相手の意識を惹きつけて、話に集中してもらうには、やはり、声や話し方が大事になってきます。
と言っても、
ぺらぺらぺらぺら喋ればいい、というわけではありません。
うすっぺらい、上っ面の言葉と声を並べた営業マンの言葉なんて聞きたくはありませんから。
そういう表面上だけのものに騙されてしまうひとと、きちんと本質を見極めることができるひと、ここもまた、二極化していくでしょう。
べらべら喋る、
滔々(とうとう)と薄っぺらく喋る、ではなく、
自然体な自分で会話ができるといい、と私は思います。
そこには、
流ちょうに、相手の意識を惹きつける話し方、が必要なわけではなく、
その逆、
自分の想いを伝えられる、自然体でいられる、そんな自分で話ができれば心の通い合いが生まれます。
まとめ
このように、自分や自分の声・話し方に対して普段うすうす感じていたこと、
気になっていたこと、
あるいは、無意識に感じていた悩みやコンプレックスが、このオンライン化に伴い、表面化されやすくなっています。
一見、
単なる声や話し方に対しての悩みやコンプレックスのようですが、実際は違います。
声=あなた自身。
声や話し方として、表に出てきただけのことです。
これは、チャンスです。
悩みが表面化され分かりやすくなったからこそ、変化を起こすことができる。
希望を持って頂けることだと思います。
あなたの声は素敵です。
あなたの声は、さらにさらに心地よいものになっていきます。
ともに声を出して生きましょう。
ともに、ココロオドル人生を。
動画で見たい方はこちら。
ワンポイントボイトレもご紹介しています^^。