人生をよりよくしたいなら、心地よい声に触れなさい。
大きな違いは反発を引き起こす
ものすごく気持ちが落ちているとき、
ものすごく高いテンションで、大丈夫、落ち込むなよ!と背中をバンっと叩かれるシーンがよくある。
もしあなたが海の底ほどに落ち込んでいるとき、高いテンションで気にするな!と言われて、元気になれるだろうか。
ものすごく陽気な音楽を聴いて、気分があがるだろうか。
もしかしたら、
余計自分との違いを感じて、
孤独を感じたり、
ぽっかりと自分だけが浮いているような感覚になるかもしれない。
お願いだからほっといてくれ、
自分は今、そんな気分じゃないんだ、と、
拒絶反応さえ起こしてしまうこともある。
本当に落ち込んだとき、悲しいときは、
明るい陽気な音楽は助けとならない。
振動が鍵を握っている
上記の場合、
自分の落ち込み沈んだ暗い振動と、相手の明るい浮ついた振動があまりにも違いすぎて、共振・共鳴を起こしていないことになる。
振動とは
声とは振動である。
吐く息で声帯を震わせて振動を起こし、
その振動が、口内で骨と共振を起こし、
増幅させて、空気を伝って相手に伝わる。
物理的に言うと、声は、振動である。
空気もいつも震えている。
わたしたち人間も震えている。
つまり、振動している。
わたしたち人間も、世界も、
震え、振動でできている。
振動には、2つの性質がある。
①吸収、共振・共鳴
②反発
の2つだ。
一緒にいて落ち着く振動/吸収、共振・共鳴
人と人が近づく。
Aさんの振動と、Bさんの振動。
振動は、エネルギーとも波動とも言われる。
わたしたちは、声を出すことで、より一層、その振動を分かち合う。
そこで起こるのが、共振・共鳴だ。
お互いに気が合う、
一緒にいる時間が長いと、
お互いの振動が共振・共鳴し合う。
仲がいい。
一緒にいて落ち着く。
しっくりくる。
これらは、
お互いの振動が共振し、共鳴し合っているということである。
Aさんの振動が強いと、
Bさんの振動は、Aさんの振動に吸収され、近づき、そして、共振・共鳴し始める。
振動(エネルギー)の強いAさんが元気な人なら、
Bさんも元気になるし、
Aさんが重たく後ろ向きな人なら、
Bさんも重たく後ろ向きな気分に引きずられてしまう。
どうしても合わない振動/反発
どうにもこうにも合わない、というひとがいる。
あ、無理。
一瞬で判断し、そこからは拒絶反応しかない。
あるいは、
いい人なんだけど、どうしても近寄りたくない。
そんなひとは、
少なからず、ひとりやふたりいると思う。
『誰とでも仲良くしましょう。』を美徳とする教育を受けると、
仲良くできない自分が悪いかのように感じてしまうけれど、それは違う。
合わないひととは、合わないのだ。
それは、
振動が、どうにもこうにも反発して、
共振できない相手なのである。
分かりやすいのは、声に触れたとき。
そのひとの振動を直に伝えてくれるのが声なため、声を聴いたら、そのひとを受け入れられるかどうかが分かりやすく分かる。
うわーーーー無理!!!
身体全身、全感覚で拒否・拒絶している以上、振動が共振することはない。
心地よい振動をもつひと
つまり、心地の良い振動が一番なのだ。
声を聴いていると落ち着く。
このひとと一緒にいると、気分があがる。
楽しくなる。
前向きになれる。
そんなひととの振動の触れ合いを、大事にすることが大切である。
自分の気持ちが落ちたとき、
一緒にいるといつの間にか引き上げてくれる。
それは、つまり、こう言える。
①相手の振動が自分より強い(吸収してくれる)
②相手の振動が心地よい
③反発が起こらない、相手の歩み寄りやもともとの近しい振動を持っている。
もう少し簡単に言うと、
そのひとが、反発も起こさず、
自分のマイナスの振動に引っ張られることもなく、
自分を引き上げてくれる、いい声、いい振動を持ったひと、ということにほかならない。
リラックスできるひと・声(振動)
一緒にいて、リラックスできる人。
聴いていて心地よくなれる声。
そんな振動を与えてくれるひと。
そのひとは、あなたの癒しとなる、貴重なひと。
気分を上げてくれるひと・声(振動)
声を聴くと、
そのひとに触れると、
落ちた気分をあげてくれる人。
声、音楽、存在。
その振動は、
あなたに寄り添い、そして、あなたの気分をいい方向へ導いてくれる。
その認識をもって、大切にしよう。
落ちたときに触れるとき。
前へ前へと導いてくれるひと・声(振動)
話を聞いていると、声を聴いていると、よし、やるぞ!と勇気づけ、引っ張ってくれるひとがいる。
前向きに、
前へ前へと向かっていく力をくれる存在。
あなたが前に進みたい時なら、
そういうひとの声に触れるといい。
声だけじゃない。
振動は、歌、言葉、文章、あらゆるものから得ることができる。
とにかくそんな人に触れること。
それが大事だ。
普段から意識しておく
どんなひとが、自分にとってその存在なのか、普段から意識してチェックしておくといい。
歌でも、音楽でも、そのひとそのもの、でもいい。
元気のないときに、
前向きな強さをくれるひとだと、
あなたには強すぎて、かえって差を感じてつらくなるかもしれない。
これが、反発。
力強く進みたいときに、
癒しとリラックスばかりでは、
あなたには物足りなく感じてしまうかもしれない。
自分の状態は、時間とともに変化していく。
あなたにとって、
心地のよい振動、心地のよい声とは、誰だろうか。
周りに思いつかない方は、
芸能人でも、アーティストでも誰でもいい。
YouTubeででもいいから、触れる時間を増やしてほしい。
声は振動。
振動はエネルギー。
エネルギーはそのひとそのもの。
声=そのひとそのもの。
人生をよりよくしたいなら、
自分自身も、心地よい振動であろうとしよう。
それには、まず、リラックスタイムを。
ともに、ココロオドル人生を。