声が低くて悩んでいる、自分を抑えている気がするあなたへ

あなたのその声の高さ、本当に合ってる?!

自分の声の高さ、気にしたことはありますか?

たいていの方が、
私の声って低いんです、高いんです、と言われます。
それがコンプレックスだ、と。

しかし、
本来の声の高さとは明らかに違う高さで話されているひとが多いのも、実は、事実なのです。

声の高さって変えられるの?!

声の高さ・・・
それは生まれつきで変えられないもので、

変えようとしたらものすごくわざとらしくなる・・・と思っていませんか?

それが実は違うのです。

声と言うのは、
どこを響かせているかで、まったく違う声の高さになります。

お腹のほうを響かせているのか、
胸なのか、
喉なのか、
口なのか、
鼻なのか、
眉間なのか、、、

ひとは、どこを響かせているかで、
まったく違う声になります。

そして、その響かせている場所は、
いつしかついた癖でもあり、
その人の性格や、思考の癖とも、密接に結びついています。

声の高さと身体の秘密

声の高さと身体との関係は、
以前少し触れましたが、

背の高さ、骨格、に大きく左右されます。

骨太なひと、
背が高いひとは、声は低めです。

背が高くても、
骨が細いひとは、声が高い傾向にあります。

身長や骨格、顔・顎の大きさなどで、
本来の声の高さがある程度決まるのですが、

人によっては、声の出し方で、まったく違う高さになっています。

本来より低い声を出しているひと

ああ、この人はこんな声だな、
と、ある程度見ただけで予測がたちますが、
時々、大きく裏切られることがあります。

その理由は、ひとによってさまざまですが、
今回は、Aさんの例を挙げて説明しましょう。

声が詰まって出しにくい

Aさんは、目がくりっとしていて、
勢いのいいエネルギーを持ったひとでした。

マンツーマンセッションの部屋に入ったとたん、
空気がぱっと明るくなります。

でも、その表情はかたく、
服装も、地味で、目立たないもの。

彼女は言います。
喉が詰まっていて、声が出しにくい、と。

ああ、そりゃーそうでしょう。
わたしは思わず口にします。

だって、本来の声よりも、
いく段も低く声を出してる。

わたしは、彼女にこう言いました。

こう、言ってみて下さい。

可愛いわたしでいてもいい。
可愛い女の子でいてもいい。

だってわたし、可愛いんだもん。

その言葉をつぶやこうとすると、
彼女の喉は、詰まり、声が出ません。

彼女の目からは、涙があふれました。

言えません。

彼女は言います。

なぜ言えないのか?
それは、自分が女の子であることを、
抑えておかなくてはならないからです。

声の高さを抑える2つの理由

彼女の声を、低く抑えているものが2つ、ありました。

この2つが、
彼女の声の高さを抑え、
彼女の輝きや、明るさを抑えていました。

可愛いわたしでいてはいけない

可愛い声を出してはいけない・・・

だって、媚びてると思われる。

だって、ぶりっ子と思われる。

だって、男性から勘違いされる。

だって、同性に嫌われる。

無意識の恐れが、声に表れていました。

自分にとって普通の声で話していると、
これまで何度も、トラブルを起こしてきたのでしょう。

〇〇ちゃんって、ぶりっ子だよね。
〇〇ちゃんって、自分のこと可愛いと思ってるでしょ。
〇〇ちゃんって、男好きだよね。

そんなことないのに。

そんなことないのに。

いつしか彼女は、
自分から可愛らしさと女の子らしさを、捨てるようになりました。

服を地味にし、

声を抑え、

笑顔を抑えるようになりました。

彼女は笑い方が分からなくなりました。

彼女は自分らしさが分からなくなりました。

彼女は自分をはじけさせることができなくなりました。

彼女は薄い愛想笑いを浮かべるようになりました。

ちゃんとしなきゃ!

もうひとつ、
彼女の中に引っかかることがありました。

こどもっぽい自分

バカっぽいと思われる自分

ちゃんとできない自分

仕事をするなら、信頼される自分でいなきゃ。

もっともっと大人にならなきゃ。

そう思えば思うほど、

彼女の声は明るさを失い、

強く、抑えた声になりました。

職場でも頑張りました。

もっと力を抜いていいよ、そう言われても、力の抜き方が分かりません。

彼女は、どんどん苦しくなっていくのでした。

そんな中、
彼女は、ボイスセッションのドアを叩きました。

どうしたらいいのか分からない。

とりあえず、声が出しにくいのです。

そう言った彼女の瞳の奥には、彼女の真の姿が、見えていました。

本来の声の高さに!

本来よりも低めの声を出している。
それでも自分が心地よければ、それでいいのです。

だけど、
それが苦しくするものならば、
やっぱり心地よい本来の高さで声を出すのが一番。

ボイスカウンセリングで、
高い声の自分に対する、コンプレックスや恐れを手放してもらいました。

典型的な華・花ヴォイスのAさん。

あなたの声は、
周りを元気にする声、
周りをHappyにする声。

その明るさや輝きを抑えるのは、
世界の損失なのだと、伝えました。

身体を緩め、

こころを緩め、

声を出してもらいました。

そして、歌を、歌ってもらいました。

最初は、人前で歌なんて!なんて動揺されていましたが、笑

透明感のある、
それはそれは可愛らしい、
クリアな声で、

素敵な歌を、歌ってくれました。

彼女の魂が歓んでいるのが見えました。

どうでしたか?と問うと、
気持ちよかった!!!と、

それはそれは、ぱああっと花が咲いたような、明るい笑顔を見せてくれました。

本来の声は、周りをも幸せにする!!

彼女の明るい声は、
周りのこころを明るくさせてくれる、
華やかで可愛い声でした。

学校教育の中で、
小さな囲いの中では、

もしかしたら、
その明るさや無邪気さは、
その場にいるメンバーによっては、否定的に捉えられることもあったかもしれません。

こどもは時に残酷です。

こども時代の経験が、
自分の声を抑えさせている方々を、
私はたくさん見てきました。

そして、
その本来の声が解放されたとき、
それはそれは、その声を聴くひとさえも、幸せにしてくれるのです。

作り声ではなく、
鍛えた声ではなく、
抑えた声ではなく、

本来の声の魅力を、
あなたの声は持っています。

あなたの、本来の魅力はなんですか?
自分の声の魅力を知って下さい。

自分の本来の声の高さを、取り戻してください。

ともに、ココロオドル人生を!!!

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